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リアル会場セッション

「戦後」の終わり? 暗黒か ユートピアか

ベルリンの壁が崩壊し、米ソ両首脳が冷戦を終結した35年前、世界は核戦争の危機さえあった東西の激しい対立から解放され、安堵と歓喜に包まれた。しかしその後、地域間の緊張が高まり、人々の間では格差が広がり、世界は不安定さを増していった。今、新たな危機に直面している私たちは、どこで何をまちがえたのか。それともこの状況は必然なのか。冷戦をキーワードに国際政治を研究する東京大教授・板橋拓己さんと、イスラエルを中心とした中東政治に詳しい慶応大教授・錦田愛子さんが揺らぐ国際秩序の先にあるものを議論する。